いよいよピアノカルテットの本番が明日となりました！
昨日、最後の合わせも終えたので、あとは、自分の中でしっかりと整理をして、明日に備えたいと思います。

フォーレ：ピアノカルテットop.15は、3.4楽章しか弾いたことがなかったので、今回、全楽章取り組むことが出来て、本当に嬉しいです。

この楽曲は1876年から1879年にかけて作曲されたものの、初演後に改訂されたため、最終的な形になったのは1883年だそうです。作曲の期間、長いですね。フォーレの強いこだわりが感じられます。
どの楽章も本当に魅力的ですが、フォーレの作品では珍しいとされている3楽章のアダージョの和声は本当にたまりません。
この頃、フォーレマリアンヌ・ヴィアルドとの婚約を破棄したとされているので、もしかすると、この作品にはそのような影響もあるのかもしれません。

楽曲を演奏するにあたり、その時代背景を知ることはとても大切なことだな…と最近、改めて感じます。
音楽の感じ方も全然違ってくるので、本当に不思議。

チェロに美しい旋律がたくさん出てくるので、是非うっとりした時間を過ごして頂きたいです。
としま区民センター、小ホール19時開演（18時半開場）です。
お時間のある方、是非お越し頂けると嬉しいです。