スメタナのピアノトリオ

はやいもので、明日から2月ですね。
昨年の1月よりもたくさんのお仕事を頂き、バタバタと慌ただしくしているうちに、1月が終わってしまいました。
こんなご時世なのにも関わらず、たくさんの演奏機会を頂けるのは、本当に有難いです。

来月もいくつかコンサートがあるのですが、個人的に一番楽しみにしているのは、日本橋高島屋での本番です。
今年初の、ピアノトリオの編成です。
メインプログラムは、スメタナ:ピアノ三重奏曲にしました。
3年ほど前に一度、演奏しておりますが、その時とはまた違うメンバーでの演奏なので、どんな雰囲気の演奏になるのか…とても楽しみにしています。

スメタナといえば、やはり連作交響詩「我が祖国」の中に入っている、モルダウのイメージが強いのではないでしょうか。
ドヴォルジャークと比べると、あまり知られていない作曲家かもしれませんが、本番のチェコでは、とても愛されている作曲家で、私自身も大好きな作曲家です。

本来、ピアノトリオは、4楽章構成の物が圧倒的に多いのですが、この曲は、緩徐楽章を抜いた3楽章構成で、少し珍しい曲となっています。

また、この曲目を書いた時期に、幼い娘が病気で亡くなるという不幸もあったとされています。一体全体、どのような想いを込めて、スメタナは曲を書いたのでしょう。
チェロパートも大活躍の曲です。コンサートの当日を楽しみに、しっかりと練習します。