先日はラフマニノフ:チェロソナタを素敵なホールで演奏させて頂きました。
今、世界では大変なことが起こっており、ニュースから片時も目が離せない状況になっていますよね。コンサートでラフマニノフのチェロソナタを選んだ時は、まさかこのような事態になるとは思ってもみませんでした。
ただ、先ごろ、世界的チェリスト、ヨーヨーマさんがニューヨークで平和を願って演奏されたようで、心が熱くなりました。思い起こせば、カザルスもロストロポービッチも世界平和を求めたチェロ奏者でしたね!
私も平和が一刻でもはやく訪れるように願って、演奏させて頂きました。
そして、コンサート当日はまさかのハプニングが…リハーサルの時に、弦が切れてしまったのです。。
25年間、チェロを演奏してきて、弦が切れたのは人生で2回目で、非常にびっくりしました。
つい先日、楽器を見てもらったところなのに…(;_;)しかも運悪く、その日につけて演奏したい弦が手元になく、慌てて、家に一旦帰宅しました。思いがけないことが起こるものですね。いつも予備を入れているのにも関わらず、ちょうど数日前に弦を整理していて、ケースから抜いてしまったところでした。
そんなハプニングがあったにも関わらず、本番は楽しんで弾くことが出来ました。
かえって、変な力が抜けて、ちょうど良かったのかもしれません。
楽しみにしていたコンサートが終わってしまい寂しいですが、また演奏する機会がありますように。